ヤロスワフ・カチンスキとは?
やろすわふかちんすき
ヤロスワフ・カチンスキとは、ポーランドの右派政党「法と正義(PiS)」の創設者・党首で、同国の政治を長年主導してきた政治家です。
ヤロスワフ・カチンスキ(Jarosław Kaczyński)は、1949年ワルシャワ生まれのポーランドの政治家です。双子の兄弟であるレフ・カチンスキ(後のポーランド大統領)とともに政界で活動し、2001年に保守・カトリック的価値観を掲げる政党「法と正義(Prawo i Sprawiedliwość、PiS)」を設立しました。
ヤロスワフは2006年から2007年にかけて首相を務めましたが、その後は党首として政策の実質的な決定権を握り続けました。2015年の総選挙でPiSが単独過半数を獲得すると、彼は閣外から政権運営を主導し、「院政」的な影響力を持つと評されました。
PiS政権下では以下のような政策が推進されました。
- 司法制度の大幅な改革(EU・欧州委員会と対立)
- 国営メディアへの影響力強化
- 社会給付「500プラス」などの福祉政策の拡充
- 移民受け入れへの強硬な反対姿勢
2023年の総選挙でPiSは第一党を維持したものの連立政権形成に失敗し、ドナルド・トゥスク率いる中道勢力が政権を奪取。ポーランド政治の転換点となりました。カチンスキは依然として強い支持基盤を持ち、野党党首として影響力を保っています。
使い方・例文
「カチンスキ氏率いるPiSは、EUとの法の支配をめぐる対立で長年批判を受けてきた」のように、欧州の政治ニュースで頻繁に言及されます。
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