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ヤドリギとは?

やどりぎ

ヤドリギとは、他の樹木の枝に寄生して球状の塊をつくる常緑の半寄生植物で、冬の落葉樹林で緑色の丸い株が目立ちます。

ヤドリギ(宿り木・寄生木)は、ビャクダン科(旧ヤドリギ科)ヤドリギ属に分類される常緑の半寄生植物です。日本ではコナラミズナラエノキサクラなどの落葉広葉樹に寄生し、直径50センチを超える球状の株を形成することがあります。「半寄生」とは、宿主から水分と無機塩類を吸収しつつ、自身も葉緑素をもって光合成を行う性質を指します。

ヤドリギは吸器(ハウストリウム)と呼ばれる特殊な器官を宿主の枝の木部まで侵入させ、養水分を取り込みます。果実は白〜黄色の半透明で、ネバネバした果肉にタネが包まれています。この果実をヒヨドリやレンジャクなどの鳥が食べ、タネが嘴や糞を通して別の枝に付着することで分布を広げます。

ヨーロッパでは古くからケルト文化における神聖な植物とされ、クリスマスに飾る習慣(ミスルトウ)が有名です。日本でも「ヤドリギの下でキスをすると幸せになれる」というロマンティックな風習が伝わっています。また、薬用としても漢方・民間療法で血圧降下や抗腫瘍への利用が研究されています。生態系においては、餌の少ない冬季に鳥へ果実を提供する重要な役割を果たしています。

使い方・例文

冬に葉を落とした落葉樹を見上げると、枝の間に緑色の丸い球状の塊として確認できます。クリスマスの飾りとして「ミスルトウ」の名で花屋に並ぶこともあります。

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