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モーリス・ブランショとは?

もーりすぶらんしょ

フランスの作家・批評家モーリス・ブランショは、文学の限界と不可能性を探求した独自の思想で20世紀文学論に大きな影響を与えました。

モーリス・ブランショ(Maurice Blanchot、1907〜2003年)は、フランス小説家文学批評家・思想家です。ブルゴーニュ地方出身で、生涯わたって公的な場への露出を極力避けた謎めいた人物としても知られています。

ブランショの思想の核心は「文学の空間」と「中性的なもの」の概念です。彼は文学を「書くこと」そのものの経験—意味を確定できない言語の運動—として捉えました。ハイデガーやジョルジュ・バタイユ、エマニュエル・レヴィナスと深い思想的交流を持ち、後にジャック・デリダ、ミシェル・フーコーらの思想にも影響を与えました。

主な著作には次のものがあります。

  • 『謎のトマ』(1941年・小説)
  • 『文学の空間』(1955年・批評)
  • 『来るべき書物』(1959年・批評)
  • 『死の宣告』(1948年・小説)

ブランショの文章は、通常の小説や批評の文体とも異なる独特のスタイルを持ち、それ自体が文学的であるとされます。政治的には1930年代に右翼的な姿勢を見せましたが、後に立場を転換し、1968年の五月革命にも参加しました。文学・哲学・政治の境界線上に位置するその思想は、現代フランス理論の重要な源流の一つです。

使い方・例文

「モーリス・ブランショの批評『文学の空間』は、文学とは何かを根源的に問い直す書として、現代思想や文学理論の授業で必読文献の一つに挙げられます。」

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