メナイ吊り橋とは?
めないつりはし
メナイ吊り橋とは、ウェールズ本土とアングルシー島を結ぶ世界初の長大吊り橋で、19世紀初頭に完成した土木史上の金字塔です。
メナイ吊り橋(Menai Suspension Bridge)は、イギリス・ウェールズ北西部のメナイ海峡に架かる歴史的な吊り橋です。ウェールズ本土とアングルシー島を結ぶルートに建設され、1826年に開通しました。設計したのは土木技師トーマス・テルフォードで、当時の技術水準を大きく超えた革新的な構造物として国際的な名声を得ました。
橋の全長は約305メートル、中央径間は約177メートルで、完成当時は世界最長の吊り橋でした。16本の錬鉄製チェーンを主ケーブルとして採用しており、重量物を運搬する馬車や後には蒸気機関車にも対応できる強度が追求されました。海峡を通る船舶の航行を妨げないよう、橋面は水面から約30メートルの高さに設けられています。
建設にあたっては、深い海峡をまたぐための石積み塔台(パイロン)の設計、錬鉄製チェーンの製造と組立工法など、多くの工学的課題が克服されました。これらの解決策はその後の吊り橋建設に広く影響を与えました。
現在もウェールズの交通路として現役で使用されており、グレードI指定建造物として保護されています。テルフォードの業績を象徴する近代土木遺産のひとつです。
使い方・例文
「土木史の授業でメナイ吊り橋が取り上げられるのは、近代吊り橋設計の出発点となった橋として位置づけられているためです。」
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