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マルセル・プルーストとは?

まるせるぷるーすと

マルセル・プルーストは、全7巻の大河小説『失われた時を求めて』で記憶と時間の本質を探究した、20世紀フランス文学の巨人です。

マルセル・プルースト(Marcel Proust、1871〜1922年)は、フランス・オートセーヌ生まれの小説家であり、20世紀文学最高峰のひとりとされています。生涯かけて書き続けた大河小説『失われた時を求めて』(全7編)は、現代文学における最も野心的かつ影響力の大きな作品のひとつです。

『失われた時を求めて』は、語り手「私」の幼少期から老年期にかけての記憶と経験を精緻に描いた半自伝的小説です。「紅茶に浸したマドレーヌの味」が突如として幼少期の記憶を呼び起こすという有名な場面は、「無意志的記憶(mémoire involontaire)」の概念を示すものとして、心理学・哲学の文脈でも広く引用されています。

プルーストの文体は、一文が数百字に及ぶ長大な文章と綿密な心理描写で知られ、意識の流れを徹底的に追う手法は後世の作家に多大な影響を与えました。また、上流社会のサロン文化・芸術・恋愛・嫉妬・老いといったテーマを通じ、人間の心理の複雑さを解剖しました。

喘息を抱え晩年はほぼ自室に閉じこもりながら創作を続けたプルーストの生涯そのものも、その文学世界を象徴するものとして語り継がれています。

使い方・例文

フランス文学の講義や「記憶と文学」をテーマにした批評でプルーストの名が引かれ、「プルースト効果」として嗅覚と記憶の関連を説明する際にも例として用いられます。

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