マルコス・デ・ニザとは?
まるこすでにさ
マルコス・デ・ニザとは、16世紀にスペイン探検隊の先遣隊としてアメリカ南西部を踏査し、「黄金の七都市(シボラ)」の存在を報告したフランシスコ会の修道士・探検家です。
マルコス・デ・ニザ(Marcos de Niza、約1495〜1558年)は、16世紀のフランシスコ会修道士で、スペインの探検家です。現在のイタリア(ニース付近)の出身とされ、スペイン領アメリカで宣教・探検に従事しました。
1539年、ニュー・スペイン(メキシコ)副王の命を受け、北方の未知の土地を偵察する使命を帯びて出発しました。道案内には、難破から生き延びた黒人奴隷のエステバニコ(エステバン)が同行しました。一行は現在のメキシコ北部からアリゾナ・ニューメキシコ方面へと進みましたが、エステバニコが現地民に殺害されたとの報告を受けたニザは引き返します。
帰還後、ニザは「七つの黄金都市(シボラ)」の存在を強調した報告を副王に提出しました。この報告は、巨大な富を持つ都市群が北方に存在するという期待を植民地当局に抱かせましたが、実態はプエブロ族の村落であったとされています。
ニザの報告に基づき、1540年にフランシスコ・バスケス・デ・コロナドが大規模な探検隊を組織してアメリカ南西部を遠征しました。「黄金の七都市」は実在しないことが明らかになり、ニザの報告は誇張・虚偽として批判されましたが、探検史においては北米内陸部への最初期の調査の一つとして重要な位置を占めています。
使い方・例文
北米スペイン植民地時代の探検史や「シボラ伝説」を解説する際に登場し、コロナド遠征のきっかけを作った人物として紹介されます。
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