マルグリット・ロンとは?
まるぐりっとろん
マルグリット・ロンは、20世紀フランスを代表するピアニストで、ラヴェルやフォーレの作品を初演した第一人者であり、後進の育成にも大きく貢献した教育者です。
マルグリット・ロン(Marguerite Long)は、1874年にフランス・ニームで生まれ、1966年に没したピアニストです。パリ音楽院で学び、後に同院の教授として長年にわたって教壇に立ち、フランスのピアノ教育に多大な影響を与えました。
ロンの演奏家としての最大の特徴は、同時代のフランス作曲家たちとの深い交流にあります。ガブリエル・フォーレのピアノ曲を多く初演し、フォーレ自身から高い信頼を得ていました。また、モーリス・ラヴェルのピアノ協奏曲(ト長調)はロンのために作曲されたもので、ロン自身がソリストとして初演するという栄誉を得ました。ドビュッシーとも親交があり、フランス近代音楽の第一の体現者として確固たる地位を築きました。
教育者としての業績も非常に重要です。パリ音楽院での指導を通じて多くの優れたピアニストを育て上げました。また、ヴァイオリニストのジャック・ティボーとともに「ロン=ティボー国際コンクール」を創設し、世界的権威あるコンクールとして現在も続いています。著書でフランス音楽の演奏法についての貴重な考察を後世に残したことでも知られています。
使い方・例文
ラヴェルのピアノ協奏曲の解説で「ロンのために書かれ、ロン自身が初演した」と紹介されるほか、ロン=ティボー国際コンクールの文脈で名前が登場します。
この用語をシェア
最終更新: