マリー・ローランサンとは?
まりーろーらんさん
マリー・ローランサンは、パステルカラーの繊細な女性像で知られるフランスの画家・版画家で、パリのアヴァンギャルドと女性芸術家の先駆けです。
マリー・ローランサン(Marie Laurencin、1883〜1956年)は、フランスのパリで生まれた画家・版画家・挿絵画家です。淡いピンク・グレー・水色を基調とした独特のパレットと、夢幻的な女性や動物の描写で個性的な画風を確立しました。
20代でパブロ・ピカソの仲間であるアポリネールと交際し、モンマルトルの前衛芸術サークル「洗濯船」と接点を持ちましたが、キュビスムに染まることなく独自の詩的表現を貫きました。アポリネールとの別れを経験した第一次世界大戦前後の作品は、特に内省的な美しさを放っています。
彼女の作品の特徴は以下の点に集約されます。
- 淡く透明感のある色彩(パステルトーン)
- 輪郭をぼかした柔らかい形態
- 女性・少女・動物を主役にした構図
- 現実と夢の境界を溶かすような詩的雰囲気
ファッションや書籍挿絵の世界でも活躍し、シャネルなど当時のパリのモードとも深く結びついていました。オルセー美術館やポンピドゥー・センターに作品が収蔵されており、女性画家として20世紀美術史で重要な位置を占めています。
使い方・例文
「マリー・ローランサンの肖像画は、写実ではなく夢の中の人物のような柔らかさがあり、部屋に飾ると空間全体が優しい雰囲気になると言われます。」
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