マドラサとは?
まどらさ
マドラサとは、イスラム世界における伝統的な高等教育機関で、コーランや法学・神学をはじめとするイスラム学を教える学校のことです。
マドラサ(madrasa、マドレサとも表記)は、アラビア語で「学ぶ場所」を意味する言葉で、イスラム世界における宗教的・学術的な教育機関を指します。日本語では「イスラム学院」「イスラム神学校」などと訳されることもあります。
マドラサの歴史は10〜11世紀頃に中東・中央アジアで制度として確立したとされ、オスマン帝国・ムガル帝国・北アフリカなど広いイスラム世界に普及しました。代表的なものとしては、チュニジアのジトゥーナ・モスク附属学院やエジプトのアズハル大学(現在も世界最古級のイスラム高等教育機関として機能)などがあります。
伝統的なマドラサで学ばれる主な科目は次の通りです。
- クルアーン(コーラン)の暗誦・解釈(タフスィール)
- イスラム法学(フィクフ)
- ハディース(預言者の言行録)
- アラビア語文法・修辞学
- イスラム神学(カラーム)
現代においてはパキスタン・バングラデシュ・インドネシア・中央アジアなど各地に多数のマドラサが存在し、初等レベルから高等レベルまで幅広い層の教育を担っています。一部では一般教科も取り入れた近代的なカリキュラム改革が進められていますが、伝統的な宗教教育を守る学院も多く、地域・宗派によって内容や水準は大きく異なります。
使い方・例文
「彼はマドラサでコーランを7年間学んだ」「南アジアや中東の地域社会では、マドラサが初等教育の場として重要な役割を担っている」のように宗教・教育・地域社会の文脈で登場します。
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