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マツブサとは?

まつぶさ

マツブサは日本の山野に自生するマツブサ科の落葉つる性木本で、芳香のある果実をつける植物です。

マツブサ(松房、学名:Schisandra nigra)は、マツブサ科マツブサ属に分類される落葉つる性の木本植物です。日本固有種に近く、本州・四国・九州の山地林縁や沢沿いに自生します。

名前の由来は、黒紫色の果実が房状にまとまってつく様子が「松の実の房」を連想させることに由来するとされます。葉は互生し、卵形から楕円形で縁に鋸歯があります。花期は初夏で、淡黄白色の小花を葉腋に数輪ずつつけます。雌雄同株で、雌花と雄花が別々に咲く性質があります。

果実は秋に熟し、球形の液果が穂状に垂れ下がります。近縁のチョウセンゴミシ(Schisandra chinensis)は漢方で「五味子」として利用される重要生薬ですが、マツブサも同科であり民間薬的な利用の記録があります。

マツブサ科はかつてモクレン科に含められていましたが、現在は独立した科として分類されています。日本の里山や渓谷沿いの植生を構成する植物として生態学的にも注目されており、自然観察の場でも出合える存在です。

使い方・例文

山歩きの際に沢沿いでつる植物を見かけた時、秋に黒紫の実が房状に垂れていればマツブサである可能性があります。植物図鑑や自然観察会の文脈で登場することが多い語です。

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