マコンコンとは?
まこんこん
マコンコンとは、ガブリエル・ガルシア=マルケスの小説『百年の孤独』に登場する架空の村で、ラテンアメリカ文学における魔術的リアリズムの代名詞的舞台です。
マコンコン(Macondo)は、コロンビアの作家ガブリエル・ガルシア=マルケス(1927〜2014年)が創造した架空の村であり、1967年に発表された代表作『百年の孤独(Cien años de soledad)』の主要な舞台となっています。
物語の中でマコンコンは、ホセ・アルカディオ・ブエンディアがコロンビアのカリブ海沿岸の密林に建設した孤立した村として描かれます。ブエンディア一族の6世代にわたる歴史を通じて、村は創設・繁栄・衰退・消滅という運命をたどります。現実の出来事(バナナ農園をめぐるストライキや虐殺)と魔法的な現象(雨が4年続く、死者が蘇る、空飛ぶ絨毯など)が同じ次元で語られる「魔術的リアリズム」の手法が駆使されています。
マコンコンのモデルとなったのは、ガルシア=マルケスが少年時代を過ごしたコロンビアの実在の町アラカタカとされています。バナナ・プランテーション経済が栄え、外国資本の搾取と暴力を経験した同地の歴史が、マコンコンの物語に色濃く反映されています。
マコンコンという名は今日、単なる小説の地名を超えて以下のような意味を持ちます。
- ラテンアメリカの孤立・神話・近代化の矛盾を象徴する文学的概念
- 魔術的リアリズム文学の聖地的イメージ
- スペイン語圏で「夢と現実が交差する場所」の比喩的表現
『百年の孤独』は世界で5000万部以上を売り上げ、ガルシア=マルケスの1982年ノーベル文学賞受賞に大きく貢献しました。
使い方・例文
「マコンコンは現実と幻想が入り混じる土地として描かれており、魔術的リアリズムを語る際の代表的な舞台として文学の授業でよく取り上げられます」のように文学・文化論で登場します。
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