マクブール・フィダー・フサインとは?
まくぶーるふぃだーふさいん
マクブール・フィダー・フサインは、インド近代絵画を代表する画家で、鮮烈な色彩とダイナミックな表現でインドの神話・文化を描き続けた「インドのピカソ」とも称される存在です。
マクブール・フィダー・フサイン(Maqbool Fida Husain、1915〜2011年)は、インドが生んだ最も著名な現代画家のひとりで、しばしば「インドのピカソ」と呼ばれます。インド中部のマハーラーシュトラ州パンダルプルで生まれ、幼少期に母を亡くしたのち各地を転々とし、ムンバイ(当時ボンベイ)で看板絵師として働きながら画家の道を歩みました。
フサインはインド独立後の1940〜50年代に結成された「プログレッシブ・アーティスツ・グループ」の中心メンバーとして、欧米のモダニズムとインド独自の視覚文化を融合させた新しい表現を追求しました。馬・神話的人物・農村の生活・インドの女神などを主題に、鮮やかな色彩と大胆な筆致で描いた作品が国際的に高く評価されています。
フサインの画業の特徴は以下の通りです。
- インドの古典神話(ラーマーヤナ・マハーバーラタ)をモダンアートの語法で再解釈
- 裸足で歩くことをトレードマークとし、生涯裸足で過ごしたことでも有名
- 大画面の油彩・水彩・版画など多様な媒体を用いた
- 晩年はヒンドゥー女神の裸体表現をめぐる批判により国外に亡命し、カタールとイギリスの国籍を取得
フサインはインド現代美術の国際的な地位を高めた先駆者であり、その作品は世界の主要美術館やオークションで高い評価を受け続けています。
使い方・例文
インド現代美術の展覧会や美術史の講義でフサインの名前が登場することが多く、馬を描いた連作や神話をテーマにした大型作品が代表例として紹介されます。
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