本文へスキップ

マイン=ドナウ運河とは?

まいんどなううんが

マイン=ドナウ運河とは、ドイツ国内でマイン川とドナウ川を結び、北海から黒海への水上交通を可能にする運河です。

マイン=ドナウ運河(Main-Donau-Kanal)は、ドイツバイエルン州を通り、マイン川の支流であるレグニッツ川とドナウ川の支流であるアルトミュール川を結ぶ全長約171キロメートルの運河です。この運河の開通により、北海からライン川・マイン川を経て黒海へと至る「ヨーロッパの水の幹線」が完成しました。

運河の構想は古く、カール大帝の時代(8世紀末)にまで遡ります。実際の建設は19世紀から始まり、ルートウィヒ王のもとで1846年に旧来の「ルートウィヒ運河」が完成しましたが、水深が浅く大型船には対応できませんでした。現在の近代的な運河は1960年代から工事が本格化し、1992年に全線開通しました。

運河には多数の閘門(ロック)が設置されており、水位差のある区間を船が昇り降りできる仕組みになっています。主な利用目的は以下の通りです。

  • 貨物船による物資輸送(穀物・化学製品・鉱物資源など)
  • 観光クルーズ船の運航
  • 地域の水資源管理

全線開通により、アムステルダムからウィーン・ブダペストまで内陸水路で移動できるようになり、ヨーロッパの物流と観光に大きな変化をもたらしました。環境への影響についても長年議論されており、自然生態系への配慮が引き続き課題となっています。

使い方・例文

ライン川からドナウ川まで船で旅するヨーロッパの長距離クルーズでは、マイン=ドナウ運河を経由するルートが人気を集めている。貨物輸送においても、陸路では何日もかかる区間を内陸水路でつなぐ手段として活用されている。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語