ポール・エリュアールとは?
ぽーるえりゅあーる
ポール・エリュアールは20世紀フランスのシュルレアリスム詩人で、愛と自由を歌い上げた詩で世界的に知られます。
ポール・エリュアール(Paul Éluard、1895〜1952年)は、本名ウジェーヌ・エミール・ポール・グランデルといい、パリ郊外のサン=ドニに生まれたフランスの詩人です。第一次世界大戦の従軍体験が詩作の原点となり、戦後はアンドレ・ブルトンらとともにシュルレアリスム運動に参加しました。
シュルレアリスムでは夢や無意識を重視する一方、エリュアールの詩は難解さよりも感情の直接性と音楽的な美しさを特徴とします。最初の妻ガラ(後にサルバドール・ダリと結婚)、二番目の妻ヌシュへの深い愛情を詩に昇華し、愛の詩人としての名声を確立しました。
第二次世界大戦中はナチス占領下のフランスで地下出版活動に参加し、レジスタンスの詩人としても活躍しました。「自由」(Liberté)という詩は占領下で密かに流布し、自由への希求を象徴する作品となりました。戦後はフランス共産党に入党し、政治的詩人としての側面も持ちました。
代表作には『苦悩の首都』『愛と詩』『詩と真実』などがあります。パブロ・ピカソやマックス・エルンストら芸術家との交流も深く、20世紀ヨーロッパの文化と芸術を横断した存在として評価されています。
使い方・例文
フランスの学校教育では「自由」の詩が必読テキストとして使われることが多く、シュルレアリスムや20世紀フランス詩の入門として紹介される場面でこの名前が出てきます。
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