本文へスキップ

ポイントインタイムリカバリとは?

ぽいんといんたいむりかばりー

ポイントインタイムカバリとは、データベースを過去の特定の時点の状態に復元できる障害復旧機能です。

ポイントインタイムカバリ(Point-in-Time Recovery、PITR)とは、データベースのフルバックアップと、その後の変更履歴(WALやバイナリログなど)を組み合わせることで、特定の日時・時刻まで遡ってデータを復元できる機能です。誤ったDELETEや障害が発生した正確な時点の直前までデータを戻すことができます。

PITRの仕組みは主に以下の要素で成り立っています。

  • ベースバックアップ:ある時点のデータベース全体のスナップショット
  • WAL(Write-Ahead Log)/バイナリログ:ベースバックアップ以降のすべての変更操作を記録したログ
  • ログの連続アーカイブ:ログを途切れなく保存しておくことで、任意の時点への適用が可能になる

PostgreSQLではrecovery_target_timerecovery_target_lsnなどのパラメータで復元先を指定します。MySQLではmysqlbinlogコマンドでバイナリログを特定位置まで適用します。

PITRはAWSのRDSやGoogle Cloud SQLなど主要なマネージドデータベースサービスでも標準的に提供されており、RPO(目標復旧時点)の要件を満たすための重要なバックアップ戦略です。ログの保存期間と容量のバランスを考慮した運用設計が必要です。

使い方・例文

運用担当者が誤って重要なテーブルのデータを全件DELETEしてしまった場合、PITRを使えば削除操作が実行される直前の時刻を指定してデータベースを復元し、被害を最小限に抑えることができます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語