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ホセ・ドノソとは?

ほせどのそ

ホセ・ドノソはチリの作家で、ラテンアメリカ文学の「ブーム」世代に属し、幻想と現実を融合した独自の作風で知られます。

ホセ・ドノソ(José Donoso、1924〜1996年)は、チリ首都サンティアゴに生まれた小説家・短編作家です。チリのカトリック大学を卒業後、プリンストン大学で英文学を学び、アメリカスペインなどに長く居住しながら創作活動を続けました。

1960〜70年代のラテンアメリカ文学「ブーム」を代表する作家の一人で、ガブリエル・ガルシア=マルケス、カルロス・フエンテス、マリオ・バルガス・リョサらと並んで国際的に評価されました。ドノソ自身がこの「ブーム」の経緯を記録したエッセイ『ラテンアメリカ文学のブームの個人的な歴史』(1972年)は、この文学運動を理解する重要な証言として知られています。

代表作『夜のみだらな鳥』(El obsceno pájaro de la noche、1970年)は、チリの上流家族に仕える奉公人たちの世界をグロテスクで幻想的な手法で描いた作品で、ラテンアメリカ文学の傑作のひとつとされています。現実と幻想、アイデンティティの崩壊、社会的周縁者の視点といったテーマが複雑に絡み合う独自の文体が特徴です。

他の代表作に中編『戴冠式』『別荘』などがあり、チリの封建的な旧家社会や権力構造への批判的まなざしが作品全体に通底しています。

使い方・例文

ラテンアメリカ文学の「ブーム」を扱う授業や、スペイン語文学の紹介で取り上げられます。また幻想文学・マジックリアリズムを研究する文脈でもドノソの名前が登場します。

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