ベーシックインカムとは?
べーしっくいんかむ
ベーシックインカムとは、政府がすべての国民に無条件で一定額の現金を定期的に給付する社会保障の構想です。
ベーシックインカム(Basic Income、BI)とは、国や自治体がすべての市民・住民に対して、就労状況や収入・資産の多寡にかかわらず、一定額の現金を定期的に支給するという社会保障の考え方・制度です。「普遍的基本所得」とも呼ばれます。
従来の社会保障制度は受給資格の審査や手続きが複雑で、必要な人に届かないケースや行政コストの増大が指摘されてきました。ベーシックインカムはこれらの煩雑さを一掃し、すべての人に最低限の生活基盤を保障することで貧困の根絶を目指すものです。
ベーシックインカムの主な論点は以下の通りです。
- 賛成意見:貧困の撲滅・行政の簡素化・労働市場の柔軟化・創造的活動の促進
- 反対意見:財源の確保が困難・労働意欲の低下・インフレ誘発の懸念
- 実証実験:フィンランド・ケニア・カナダなど世界各地で実験的な導入が行われ、結果の検証が続いている
AIや自動化の進展により将来的に雇用が大幅に失われる可能性が議論される中、ベーシックインカムへの関心は世界的に高まっています。一方で、給付水準をどの程度に設定するか、財源をどう確保するかなど、実現に向けた課題も多く残っています。日本でも学者・政党・経済界の間で議論が続けられています。
使い方・例文
「ベーシックインカムが導入されれば、アルバイトをしながら芸術活動に打ち込む生き方が実現しやすくなるという意見がある」「フィンランドのベーシックインカム実験では受給者の幸福感が向上したとの結果が報告された」
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