ヘンリー・カイザーとは?
へんりーかいざー
ヘンリー・カイザーとは、第二次世界大戦中に大量の船舶を短期間で建造したことで知られるアメリカの実業家です。
ヘンリー・ジョン・カイザー(Henry John Kaiser、1882〜1967年)は、建設・製造・医療など多岐にわたる分野で活躍したアメリカの企業家です。
カイザーは若くして建設業に乗り出し、1930年代にはフーバーダムやボンネビルダムといった大規模公共工事のコンソーシアムに参加して名声を高めました。彼の名を歴史に刻んだのは第二次世界大戦中の造船事業です。カイザーは溶接技術と流れ作業方式を導入し、それまで数ヶ月かかっていた輸送船「リバティ船」の建造期間を劇的に短縮しました。最盛期には1隻あたり4日余りで完成させた記録もあり、戦時中の物資輸送を支える重要な役割を果たしました。
戦後はカイザー・アルミニウムやカイザー・スチールといった重工業企業を設立するとともに、従業員向けの医療保険制度「カイザー・パーマネンテ」を創設しました。この医療制度は今日のアメリカでも大手医療保険機構として機能しており、カイザーの社会的遺産のひとつとなっています。
大胆な生産革新と従業員福祉への先進的取り組みを組み合わせたカイザーの経営姿勢は、現代の企業経営にも通じる先見性を持っています。
使い方・例文
第二次世界大戦の兵站・物資調達を扱う歴史の授業や書籍で、リバティ船の大量建造を成し遂げた人物としてヘンリー・カイザーの名前が出てきます。
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