ヘクトール・ギマールとは?
へくとーるぎまーる
ヘクトール・ギマールは、パリのメトロ入口装飾で知られるフランスのアール・ヌーヴォーを代表する建築家です。
ヘクトール・ギマール(Hector Guimard、1867〜1942年)は、フランス・リヨン生まれの建築家・デザイナーです。19世紀末から20世紀初頭にかけてパリを中心に活動し、植物のつる草や昆虫の形態を建築や装飾に取り込んだアール・ヌーヴォー様式の第一人者となりました。
ギマールの名が世界中に知られるきっかけとなったのは、1900年前後に設計したパリ地下鉄(メトロ)の出入口装飾です。曲線を多用した鋳鉄製の構造物に深緑色の塗装を施したデザインは「スタイル・ギマール」と呼ばれ、その独特な有機的フォルムから「昆虫スタイル」とも揶揄されながらも、パリの都市景観を象徴する存在となっています。
代表的な作品は以下のとおりです。
- パリ・メトロ入口装飾(現在も一部が現存)
- カステル・ベランジェ(パリの集合住宅、1898年)
- ユーモル城(別荘建築)
第一次世界大戦後にアール・ヌーヴォーの人気が衰えるとともにギマールへの評価も低下しましたが、20世紀後半以降に再評価が進み、現在はパリを代表するデザイン遺産として保護されています。
使い方・例文
「パリのメトロに乗るとき、ギマールが設計した緑色の曲線状の入口が目印になる」というように、パリ観光や建築デザインの話題で頻繁に登場します。
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