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プラッキングとは?

ぷらっきんぐ

プラッキングとは、氷河が岩盤の割れ目に入り込み、岩石の塊を引きはがして運搬する氷河侵食の作用のことです。

プラッキング(plucking)とは、氷河侵食の主要なメカニズムの一つで、氷河底部の氷が岩盤の亀裂や節理に浸透し、そこで凍結・融解を繰り返すことで岩石の破片を岩盤から引きはがし、氷に取り込んで運搬する作用のことです。「抜取り侵食」とも呼ばれます。

プラッキングが起こる仕組みは以下のとおりです。

  • 氷河底部では摩擦熱や圧力によって部分的に融解水が生じ、岩盤の亀裂に水が入り込む。
  • 水が再凍結する際に膨張し、岩石を内側から破砕する(凍結割れ)。
  • 氷河が動くにつれて、破砕された岩塊が氷に取り込まれ、岩盤から引きはがされる。

プラッキングは、もう一つの主要な氷河侵食作用である「アブレーション(磨食)」と組み合わさって、カール(圏谷)、U字谷、ロッシュ・ムートネ(羊背岩)などの特徴的な氷河地形を形成します。プラッキングは特に氷河の下流側斜面(lee side)で顕著に起こり、羊背岩では上流側がなだらかで下流側が急峻なのはこのためです。取り込まれた岩塊はアブレーションの研磨材としても機能し、細かい「岩粉(ロック・フラワー)」を生み出します。

使い方・例文

スコットランドやカナダで見られる羊背岩の急な後面は、プラッキングによって岩塊が引きはがされた典型的な痕跡であり、氷河の流れた方向を知る手がかりになります。

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