ブラシダスとは?
ぶらしだす
ブラシダスは、ペロポネソス戦争においてスパルタ側の名将として活躍し、北方遠征で敵地の都市を次々と味方に引き込んだ戦略家です。
ブラシダス(Brasidas、生年不詳〜紀元前422年)は、古代ギリシャのスパルタの将軍です。ペロポネソス戦争(紀元前431年〜前404年)において、スパルタ側の数少ない傑出した指揮官のひとりとして記録されています。
スパルタは一般に閉鎖的で保守的な国家として知られていましたが、ブラシダスは外交的な柔軟性も持ち合わせた異色の人物でした。彼は紀元前424年にわずかな兵力を率いてトラキア方面への遠征を敢行し、アテナイの同盟都市を次々と説得・切り崩しました。アクサントス、アンフィポリスなど重要な都市が彼の弁舌と軍事的圧力によって離反し、アテナイに大きな打撃を与えました。
アンフィポリスをめぐる戦いでは、アテナイの将軍テミストクレスと対決しました。歴史家トゥキュディデス自身がこの時アテナイ艦隊の指揮官であり、救援が間に合わなかったことから追放処分を受けています。紀元前422年のアンフィポリスの戦いでブラシダスはアテナイ将軍クレオンを討ち取りますが、自身も致命傷を負い戦死しました。
ブラシダスの死後、スパルタとアテナイは「ニキアスの和約」を締結します。トゥキュディデスはブラシダスを公正かつ優れた人物として称賛しており、スパルタ人として異例の賛辞を受けた将軍でした。
使い方・例文
ペロポネソス戦争の講義では、ブラシダスの北方遠征がアテナイの帝国的支配の脆弱性を露わにした事例として詳しく解説されます。
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