フリードリヒ・ヴィルヘルム1世とは?
ふりーどりひゔぃるへるむいっせい
フリードリヒ・ヴィルヘルム1世とは、18世紀のプロイセン王で、軍国主義的な国家改革と強力な常備軍の建設で「兵士王」と呼ばれた人物です。
フリードリヒ・ヴィルヘルム1世(1688〜1740年)は、プロイセン王国の国王です。1713年に即位し、質実剛健な軍国主義的改革によってプロイセンを強大な軍事国家へと変貌させました。「兵士王」の異名はその統治姿勢をよく表しています。
最大の業績は常備軍の大幅な増強です。即位時には約3万人だった軍隊を崩御時までに約8万人以上に拡張し、ヨーロッパ屈指の精強な軍隊を作り上げました。特に「ポツダム巨人兵」と呼ばれる長身の兵士を集めた近衛連隊は有名で、各地から大柄な男性を集めることに異常なほどの執着を示しました。
財政面では徹底した倹約政策を実施し、宮廷の冗費を削減して軍事費に充てました。行政では官僚制度を整備し、中央集権的な行政システムを構築しました。これらの改革はプロイセン型の官僚制度・軍国主義の原型となりました。
芸術や学問には無関心で、父フリードリヒ1世が整備した宮廷文化を大幅に縮小しました。しかしその息子、フリードリヒ2世(大王)が後に軍事的・文化的な偉業を成し遂げる土台を作ったのが彼であり、プロイセン・ドイツ近代化の基礎を築いた君主として歴史的に重要な位置を占めています。
使い方・例文
プロイセンやドイツの近代史、ヨーロッパの軍国主義の発展を学ぶ際に、フリードリヒ・ヴィルヘルム1世の名前と「兵士王」という称号が登場します。
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