フランシス・クリックとは?
ふらんしす・くりっく
フランシス・クリックとは、20世紀イギリスの分子生物学者で、ジェームズ・ワトソンとともにDNAの二重らせん構造を解明しノーベル生理学・医学賞を受賞した科学者です。
フランシス・クリック(Francis Crick、1916〜2004年)は、イギリス出身の分子生物学者・物理学者で、20世紀科学史上最大の発見のひとつとされるDNAの二重らせん構造の解明に中心的な役割を果たしました。
クリックはケンブリッジ大学キャベンディッシュ研究所でアメリカ人科学者ジェームズ・ワトソンと共同研究を行い、1953年に学術誌『ネイチャー』にDNAの二重らせん構造モデルを発表しました。この研究には、ロザリンド・フランクリンとモーリス・ウィルキンスによるX線回折データも重要な参照資料となりました。
二重らせん構造の発見は、遺伝情報がどのように複製・伝達されるかを理解する上で革命的な意味を持ちました。クリックはその後も遺伝暗号(コドン)の解読や、DNAからRNAへ、そしてタンパク質へという情報伝達の流れ(「セントラルドグマ」)の提唱に貢献しました。
1962年、クリックはワトソン、ウィルキンスとともにノーベル生理学・医学賞を受賞しました。晩年はカリフォルニアのソーク研究所で意識の神経科学的研究にも取り組みました。
使い方・例文
生物の授業でDNAの「二重らせん」と習うとき、その構造モデルを作ったのがクリックとワトソンです。現代の遺伝子工学やゲノム解析の技術はすべてこの発見を基礎としています。
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