フラクチャーゾーンとは?
ふらくちゃーぞーん
フラクチャーゾーンとは、海底に走る帯状の複雑な地形帯で、トランスフォーム断層の活動によって形成された海洋底の構造です。
フラクチャーゾーン(fracture zone、断裂帯)とは、海底に細長く延びる帯状の地形帯で、急崖・谷・尾根などが複雑に入り組んだ構造を持ちます。中央海嶺を切るように垂直に交差するトランスフォーム断層が活動した痕跡として形成されます。
中央海嶺では海洋プレートが生産されますが、海嶺の軸は一直線でなくオフセット(ずれ)しています。このオフセットの部分にトランスフォーム断層が発達し、左右の海嶺セグメントがすれ違うように動きます。活動中の断層部分がトランスフォーム断層で、海嶺から遠ざかった後もその痕跡が海底に残ったものがフラクチャーゾーンです。
フラクチャーゾーンの特徴として、
- 海底を数百〜数千kmにわたって延びる長大な帯状地形
- 両側でプレートの年齢(水深)が異なるため急崖が形成される
- フラクチャーゾーン内部では地震活動はほとんどない(化石断層)
- 大洋底の地形図で目立つ平行な構造として識別できる
太平洋には特に多くのフラクチャーゾーンが存在し、メンドシノ断裂帯やマレー断裂帯などが知られています。地球の海洋底拡大の歴史を読み解く上で重要な手がかりとなります。
使い方・例文
太平洋の海底地形図を見ると、東西方向に走る複数のフラクチャーゾーンが整然と並んでおり、過去のプレート運動の方向と速度を推定する材料として利用されます。
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