フライトマネジメントシステムとは?
ふらいとまねじめんとしすてむ
航空機の飛行計画・航法・燃料管理などを統合的に自動制御するコンピューターシステムです。
フライトマネジメントシステム(FMS:Flight Management System)とは、航空機の飛行全般を自動化・最適化するために搭載されるコンピューターシステムです。パイロットが出発地から目的地までの飛行計画を入力すると、FMSがその計画に基づいて航法・推力管理・燃料消費の計算を行い、自動操縦装置と連動して機体を目的地まで誘導します。
FMSの主な機能は以下の通りです。
- ウェイポイント(経由点)を結ぶ飛行経路の管理と最適ルートの計算
- GPS・慣性航法装置(IRS)・VORなどの複数センサーを統合した高精度な測位
- 燃料消費を最小化するための最適高度・速度の算出
- 標準計器出発方式(SID)・標準計器到着方式(STAR)などの手順の自動実行
- 飛行中のリアルタイムな燃料残量・到着予定時刻の表示
FMSは1970年代後半から民間航空機への搭載が始まり、ボーイング757やエアバスA310などで本格的な実用化が進みました。現代の旅客機では、操縦席中央のコントロール・ディスプレイ・ユニット(CDU)と呼ばれる端末からパイロットが操作します。
FMSの導入により、飛行の安全性向上・パイロットの作業負荷軽減・燃料効率の改善が実現しました。現代の航空交通管理(ATM)においても不可欠な存在であり、精密進入着陸や洋上飛行における安全確保に大きく貢献しています。
使い方・例文
パイロットは離陸前にFMSへ出発空港・目的地・経由ウェイポイント・燃料量を入力し、飛行中はFMSが最適な高度と速度を自動維持します。
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