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フェルミとは?

ふぇるみ

フェルミとは、20世紀イタリアアメリカの物理学者エンリコ・フェルミのことで、世界初の原子炉を実現し、核物理学と量子統計力学に革命をもたらした科学者です。

エンリコ・フェルミ(1901〜1954年)は、イタリアローマ生まれの理論・実験物理学者です。1938年にノーベル物理学賞を受賞した後、ファシズム政権下のイタリアを離れてアメリカに移住し、以後はシカゴ大学などを拠点に活動しました。

フェルミの主な業績は以下のとおりです。

  • フェルミ=ディラック統計:電子などの半整数スピンを持つ粒子(フェルミ粒子)が従う量子統計力学を定式化し、半導体や金属の電子論に不可欠な理論を構築した
  • 中性子による核反応の研究:遅い中性子を使った核反応を体系的に研究し、多数の放射性同位体を人工的に生成した(ノーベル賞受賞の直接の理由)
  • 世界初の原子炉の実現(シカゴ・パイル1号、1942年):マンハッタン計画の一環として制御された核分裂連鎖反応を初めて達成し、原子力時代の幕を開けた

また「フェルミ推定」という言葉も彼の名に由来します。これは「シカゴにピアノ調律師は何人いるか」のように、限られた情報から論理的に答えを概算する思考法で、理科系教育やビジネスの問題解決でも広く使われています。

フェルミの業績は理論と実験の両面にまたがる珍しいものであり、「最後の二刀流物理学者」とも呼ばれています。

使い方・例文

「フェルミ」は物理や科学史の授業で核物理・原子炉の文脈で登場するほか、就職面接や思考力トレーニングでは「フェルミ推定」という言葉で日常的に使われています。

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