本文へスキップ

フェズのカラウィーン・モスクとは?

ふぇずのからうぃーん・もすく

フェズのカラウィーン・モスクとは、モロッコのフェズに建つイスラム世界最古級の大モスクで、世界最古の大学を附設したことでも歴史的に名高い建造物です。

カラウィーン・モスク(Masjid al-Qarawiyyin)は、モロッコ北部の古都フェズのメディナ(旧市街)に位置するモスクで、859年(イスラム暦245年)にチュニジア出身の女性ファーティマ・アル=フィフリによって創建されたと伝えられています。

カラウィーン・モスクの主な特徴は以下の通りです。

  • 礼拝堂の収容能力は2万人以上とされ、モロッコ最大、アフリカでも屈指の大モスクのひとつ
  • モスクに附設されたカラウィーン大学(University of al-Qarawiyyin)は世界最古の大学として知られ、イスラム法学・文法学・修辞学などを教えた
  • 建築様式はモロッコ・アンダルシア様式で、幾何学的タイル装飾(ゼリジェ)・漆喰装飾・木彫りの扉が特徴的
  • 非イスラム教徒の入場は現在も制限されており、内部への立ち入りはイスラム教徒に限られる

カラウィーン大学は中世イスラム世界の学術の中心として、イブン・ルシュド(アヴェロエス)やイブン・ハルドゥーンなど著名な学者と関わりを持ったとされます。フェズのメディナはユネスコの世界遺産(1981年登録)に指定されており、カラウィーン・モスクはその核心的な構成要素です。複雑に入り組んだフェズのスーク(市場)を抜けた先にそびえる緑のミナレットは、旧市街のシンボルとなっています。

使い方・例文

フェズを訪れた旅行者は、メディナの迷路のような路地を歩きながらカラウィーン・モスクの外観を眺め、その長い歴史に思いを馳せます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語