フィリップ3世 (フランス王)とは?
ふぃりっぷさんせい
フィリップ3世は13世紀後半のフランス国王で、「大胆王」の異名を持ち、父ルイ9世の路線を継いで王権拡大に努めた人物です。
フィリップ3世(Philippe III、1245〜1285年)は、フランス・カペー朝の国王で、在位は1270年から1285年です。「大胆王(le Hardi)」の異名を持ち、父である聖王ルイ9世(ルイ聖王)の死後に王位を継承しました。
フィリップ3世の治世の特徴は、積極的な領土拡大政策にあります。相続・婚姻・外交を通じてフランスの版図を広げ、特にポワティエやトゥールーズ伯領の王領への編入などを成し遂げました。また、カスティーリャ王国やアラゴン王国との関係においても積極的な外交を展開しました。
一方で、晩年のアラゴン十字軍(1285年)は失敗に終わり、この遠征の途上でペルピニャンにて没しました。この十字軍は、シチリアの晩祷事件に端を発するアンジュー家とアラゴン家の対立に巻き込まれたもので、フランスにとって大きな損失となりました。
フィリップ3世の時代は、父ルイ9世の聖人的な権威と息子フィリップ4世(美男王)の強力な政治手腕の間に位置する過渡期とも言えます。王権の制度的整備が進んだ時期でもあり、フランス絶対王政への歩みの一段階として位置づけられます。
使い方・例文
「フィリップ3世は『大胆王』と呼ばれ、父聖王ルイ9世の遺志を継ぎながらもフランスの版図拡大に積極的に取り組みました。」
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