フィボナッチとは?
ふぃぼなっち
フィボナッチは、12〜13世紀のイタリアの数学者で、アラビア数字をヨーロッパに広め、「フィボナッチ数列」で知られる中世最大の数学者です。
レオナルド・フィボナッチ(1170年頃〜1250年頃)は、イタリアのピサに生まれた数学者です。正式名はレオナルド・ダ・ピサとも呼ばれますが、「フィボナッチ」(ボナッチョの息子の意)という通称で広く知られています。
父親が北アフリカのベジャイア(現アルジェリア)で商人として働いていたため、フィボナッチはそこでアラビア数学を学びました。帰国後の1202年に著した「算盤の書(Liber Abaci)」は、ヒンドゥー・アラビア記数法(0〜9の数字とゼロの概念)をヨーロッパに紹介した画期的な書物であり、当時ローマ数字を使っていたヨーロッパの数学・商業に革命をもたらしました。
「算盤の書」の中でウサギの繁殖問題として提示されたのが、現在「フィボナッチ数列」として知られる数の並びです。1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34……と続くこの数列は、前の二項を足すと次の項になるという単純な規則に従います。この数列は次のような場所に自然に現れます。
- 花びらの枚数(ヒマワリ・バラなど多くの花)
- 植物の葉や種の螺旋配列
- 黄金比との関係——隣り合う項の比が黄金比(約1.618)に収束する
- コンピュータ科学のアルゴリズム設計
フィボナッチの業績は中世ヨーロッパの数学水準を大幅に引き上げ、商業計算・代数学・幾何学の発展に寄与しました。彼の名を冠した数列は21世紀においても数学・自然科学・芸術・金融工学など幅広い分野で参照される普遍的な概念となっています。
使い方・例文
自然界のひまわりの種の並び方や、プログラミングの練習問題として「フィボナッチ数列を出力せよ」という課題が出るとき、この数学者の名前が必ず登場します。
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