フィデューシャリーデューティーとは?
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フィデューシャリーデューティーとは、他者の資産や利益を預かる立場の者が、その相手の利益を最優先に行動する法的・倫理的義務のことです。
フィデューシャリーデューティー(fiduciary duty)は「受託者責任」とも訳され、信頼を寄せてくれた相手(受益者)の利益を自分の利益より優先させる義務を指します。ラテン語の「fides(信頼)」に由来する言葉です。
この義務を負う立場(フィデューシャリー)の代表例は次のとおりです。
- 金融機関・証券会社(顧客の資産を運用・管理する場合)
- 弁護士(依頼人の利益を最優先に行動する義務)
- 受託者・トラスティー(信託財産を管理する人)
- 企業役員(株主・会社の利益のために行動する義務)
- 医師(患者の利益を優先する義務)
主な内容は、忠実義務(自己利益を優先しない)・注意義務(専門家として相当の注意を払う)・情報開示義務(利益相反を開示する)の三本柱です。
日本では2017年以降、金融庁が「顧客本位の業務運営」として金融機関にフィデューシャリーデューティーの徹底を求めるようになりました。販売手数料の高い商品を優先推薦するなど、顧客より自社利益を優先する行為はこの義務に反すると指摘されています。ESG投資や老後資産形成の文脈でも注目される概念です。
使い方・例文
証券会社の担当者が顧客のニーズより手数料収入を優先して商品を勧めた場合、フィデューシャリーデューティー違反として問題視される。
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