ビーチフェイスとは?
びーちふぇいす
ビーチフェイスとは、砂浜において波が打ち寄せては引く繰り返しの作用を直接受ける、傾斜した海岸の前面部分のことです。
ビーチフェイス(beach face)は、海岸地形学の用語で、砂浜(ビーチ)の断面において波の遡上(そじょう)と後退が繰り返される傾斜面のことを指します。日本語では「浜面」とも呼ばれます。
ビーチの断面は大きく「バックショア(後浜)」「フォアショア(前浜)」「オフショア(沖浜)」などに区分され、ビーチフェイスはこのうちフォアショアの主要部分を占めます。具体的には、満潮時の波の到達限界から波が陸へ向けて遡上する範囲にあたります。
ビーチフェイスの特徴には以下があります。
- 波のエネルギーを直接受けるため、砂粒の選別が活発に起こり、傾斜が比較的急になりやすい。
- 波の遡上時に砂を陸方向へ運び、後退時に沖方向へ戻すため、砂の移動が激しい。
- 季節や波浪条件によって形状(傾斜や幅)が大きく変化する。
- 砂の粒径が大きいほど傾斜が急になる傾向がある。
ビーチフェイスの形態は、海岸浸食・砂浜の維持管理・海水浴場の安全性評価などにおいて重要な指標となります。また、台風や高波の後には地形が大きく変化することがあり、海岸工学や自然地理学の研究対象としても注目されています。
使い方・例文
「ビーチフェイス」は海岸地形学や海岸工学の授業・調査報告で使われます。たとえば「台風後にビーチフェイスの傾斜が急になり、砂浜の幅が狭まった」という形で、砂浜の変化を表現するときに登場します。
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