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パラクラマバーフ1世とは?

ぱらくらまばーふいっせい

パラクラマバーフ1世とは、12世紀スリランカ(セイロン)を統一した最後の偉大なシンハラ王で、灌漑事業と仏教文化の振興で名高い君主です。

パラクラマバーフ1世(1123〜1186年)は、スリランカの古都ポロンナルワを都とするポロンナルワ王国の最盛期を築いた王です。即位前から南インドのタミル系勢力や国内の対立勢力と戦い、長年の分裂状態にあったセイロン島を統一しました。

治世における最大業績は大規模な灌漑システムの整備です。「パラクラマ・サムドラ(パラクラマの海)」と呼ばれる巨大な貯水池は周囲27キロメートルに及ぶ人工湖で、農業生産を飛躍的に向上させました。彼の言葉として伝わる「雨水の一滴たりとも海に逃がしてはならない」という格言は、水利に対する強い信念を示しています。

仏教の庇護者としても知られ、多くの寺院・仏塔・僧院を建立して上座部仏教を振興しました。ポロンナルワの「ガル・ヴィハーラ(岩窟寺院)」など、現在も残る遺跡群は彼の時代に造営されたものが多く、世界遺産「古代都市ポロンナルワ」として登録されています。外交・軍事面では南インドへの遠征も行い、スリランカの影響力を拡大しました。

パラクラマバーフ1世の死後、王国は急速に衰退したため、その治世はスリランカ古代史の最後の輝きとして高く評価されています。

使い方・例文

スリランカの世界遺産や古代史を調べる際にパラクラマバーフ1世の名が登場します。また灌漑技術の歴史を論じる文脈でも、東南アジア・南アジアの古代水利文明の代表例として紹介されます。

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