パウロ(使徒)とは?
ぱうろ
パウロ(使徒)とは、初期キリスト教の宣教者で、イエスに直接会っていないながらも「異邦人への使徒」として地中海世界にキリスト教を広めた人物です。
使徒パウロ(英:Paul the Apostle、ギリシャ語:Παῦλος、生没年はおおよそ紀元5年頃〜65年頃)は、初期キリスト教において最も重要な宣教師・神学者の一人である。ユダヤ人の家系でローマ市民権をもち、タルソス(現在のトルコ南部)出身のパリサイ派の学者であった。
当初はキリスト教徒を迫害する側にいたが、ダマスコ(ダマスカス)への途上で復活したイエスの幻を体験し、劇的な回心を遂げた(使徒言行録9章)。これ以後パウロはキリストの使徒として異邦人(非ユダヤ人)へのキリスト教宣教を自らの使命とし、エーゲ海沿岸・小アジア・ギリシャ・マケドニアなど地中海東部を中心に三度の伝道旅行を行った。
パウロが各地の教会に宛てて書いた「書簡(パウロ書簡)」は新約聖書に収録されており、その神学的内容はキリスト教教義の基盤を形成している。主な概念として以下が挙げられる。
- 信仰義認:行いではなく信仰によって救われるという教え
- 律法と恵みの対比:モーセの律法を越えるキリストの恵みの強調
- 教会論:信者の共同体をキリストの「体」として捉える視点
最終的にローマに護送され、ネロ帝の時代に殉教したと伝えられる。ローマのサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂が彼の墓所とされる。
使い方・例文
「パウロの書いたローマ書・コリント書はキリスト教神学の根幹をなす文書として研究される」というように、聖書学・教会史・西洋思想の解説で頻繁に登場する人物です。
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