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バイナリー発電とは?

ばいなりーはつでん

バイリー発電とは、地熱や温泉などの低温熱源を利用し、沸点の低い媒体液を蒸発させてタービンを回す発電方式です。

バイリー発電とは、地熱水・温泉水・工場廃熱などの比較的低温の熱源を活用して電気を生み出す発電技術です。「バイナリー(binary)」は「二系統」を意味し、熱源となる高温流体と、それとは別の媒体液(作動流体)という二つの流体系統を組み合わせて用いることが名称の由来です。

仕組みとしては、地熱水などから熱を受け取った熱交換器が媒体液を加熱・蒸発させ、発生した蒸気がタービンを回転させて発電します。その後、媒体液は復水器で冷やされて液体に戻り、再び熱交換器へと循環します。媒体液にはアンモニア・イソブタン・ペンタンなど沸点が低い物質が使用されるため、100℃以下の熱源でも効率よく発電が可能です。

バイナリー発電が注目される理由には次のものがあります。

  • 従来の地熱発電では活用が難しかった低温・低圧の地熱資源を利用できる
  • 温泉地での小規模分散型発電に適しており、地域エネルギーの自給に貢献する
  • 工場の廃熱・焼却場の余熱などへも応用でき、エネルギー回収効率を高める
  • 二酸化炭素排出量が極めて少なく、再生可能エネルギーとして評価が高い

日本は世界有数の火山国であり、豊富な地熱資源を持ちます。2010年代以降の固定価格買取制度(FIT)の整備を受け、温泉旅館や地方自治体がバイナリー発電を導入する事例が増えており、地域経済と脱炭素を同時に実現する手段として期待されています。

使い方・例文

大分県や秋田県の温泉地では、旅館が自家消費目的でバイナリー発電設備を設置し、施設の電力をまかなう取り組みが進んでいます。

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