ハル・アシュビーとは?
はるあしゅびー
ハル・アシュビーとは、アメリカの映画監督で、1970年代に『Harold and Maude』や『帰郷』など社会派の傑作を生み出したニューハリウッドを代表する人物です。
ハル・アシュビー(Hal Ashby、1929〜1988年)は、1970年代のアメリカ映画界を彩ったニューハリウッドを代表する映画監督の一人です。ユタ州出身で、映画の編集者としてキャリアをスタートし、名編集者としての実績を積んだ後に監督業へ転じました。
その作品は、時代の空気を反映した反体制的・人間主義的なテーマを持ち、既存の映画文法に縛られない独創的な映像表現で知られています。主な代表作は以下のとおりです。
- 『Harold and Maude』(1971年)— 老女と青年の奇妙な友情を描いた異色作
- 『シャンプー』(1975年)— ウォーレン・ビーティ主演の風刺的コメディ
- 『帰郷』(1978年)— ベトナム戦争後の傷を描きアカデミー賞受賞
- 『Being There』(1979年)— ピーター・セラーズ主演の知的な政治風刺
アシュビーの映画は公開当時はカルト的な支持を集めるにとどまることもありましたが、後の世代から再評価され、現在では70年代アメリカ映画の精華として高く評価されています。俳優たちの自然な演技を引き出す演出スタイルと、社会問題を正面から扱う姿勢が特徴です。1988年に肝臓がんで死去しました。
使い方・例文
「ハル・アシュビーの『帰郷』はベトナム帰還兵を主題にした社会派映画として、今も高く評価されている」という映画史の文脈で登場します。
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