ハッジとは?
はっじ
ハッジとは、イスラム教徒がサウジアラビアのメッカへ行う大巡礼で、五行の一つとして定められた信仰の要です。
ハッジ(Hajj)は、イスラム暦のズー・アル=ヒッジャ月(12月)の8日から12日にかけてサウジアラビアのメッカ近郊で行われる大巡礼です。イスラム教の「五行(五柱)」のひとつに数えられ、身体的・経済的に可能なすべてのムスリム(イスラム教徒)は生涯に一度は必ず行うべきとされています。
巡礼は厳格な手順に従って行われます。
- イフラームの着用:男性は白い無縫製の布2枚をまとい、俗世を離れた清浄な状態に入る
- カアバ神殿の周回(タワーフ):メッカの大モスク中心にある立方体の聖堂を反時計回りに7周する
- アラファト山への集合:全巡礼者が一堂に集まり祈りを捧げる核心的な儀式
- ミナーの石投げ:悪魔を象徴する石柱に向けて小石を投げる儀式
- 犠牲祭(イード・アル=アドハー):動物を供犠し、その肉を分かち合う
毎年世界180か国以上から200万人を超える巡礼者がメッカに集結し、人種・民族・国籍を超えた信者の一体感が強調されます。ハッジを完了した者は「ハッジ」という称号を名前の前に付けることが許されます。
現代ではサウジアラビア政府が各国にビザ・クォータを設け、群衆事故防止のための安全管理を強化しながら運営しています。
使い方・例文
ハッジの期間中、巡礼者たちはイフラームと呼ばれる白装束をまとい、アラファト山で夕刻まで祈りを捧げます。これは全世界のムスリムが平等であることを象徴する場面として広く知られています。
この用語をシェア
最終更新: