ハインリッヒ・ハラーとは?
はいんりっひはらー
ハインリッヒ・ハラーとは、オーストリア出身の登山家・冒険家・作家で、チベットへの脱出行とダライ・ラマとの交流を綴った自伝的著書『チベットの七年』で世界的に名を知られた人物です。
ハインリッヒ・ハラー(Heinrich Harrer、1912〜2006年)は、オーストリア出身の登山家・冒険家・作家・探検家です。グラーツ近郊の生まれで、大学でスポーツと地理を学ぶかたわら、卓越したスキーヤーおよびクライマーとして頭角を現しました。
1938年、ハラーはアイガー北壁の初登攀に成功したチームの一員となりました。当時「死の壁」として恐れられたアイガー北壁の初登頂は登山界における世紀の偉業とされ、ハラーの名は一躍知られるようになりました。
1939年、ハラーはヒマラヤ遠征隊の一員としてインドに滞在中に第二次世界大戦が勃発し、英国当局に抑留されました。1944年にインドの収容所を脱出したハラーは、仲間のペーター・アウフシュナイターとともに徒歩でチベットへの険しい旅を続け、1946年にラサに到着しました。
ラサでの生活の中でハラーは当時14歳のダライ・ラマ14世と親交を結び、チューター(家庭教師)として近代的な知識や西洋文化を伝えました。この交流は双方にとって深い影響を与えるものとなりました。チベット滞在の経緯は著書『チベットの七年(Seven Years in Tibet)』(1952年出版)に記され、世界的なベストセラーとなりました。
その後もハラーはボルネオ・ニューギニア・グリーンランドなど世界各地を探検し、旺盛な冒険精神を生涯持ち続けました。
使い方・例文
チベット文化や登山の歴史を扱う書籍、また1997年公開の同名映画の原作として『チベットの七年』とともにハインリッヒ・ハラーの名前が紹介されます。
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