ノトサウルスとは?
のとさうるす
ノトサウルスとは、三畳紀に海と陸を行き来していた半水生の爬虫類で、長い首と四肢のひれ状変化を持ち、後の首長竜類(プレシオサウルス類)に近縁とされる生物です。
ノトサウルス(Nothosaurus)は、今から約2億4000万〜2億1000万年前の三畳紀中期〜後期に生息していた海棲爬虫類です。ヨーロッパ・中東・アジアの広い範囲の海域や沿岸に分布しており、特にドイツや中国の三畳紀地層から良好な化石が多数発見されています。
体長は種によって1〜4メートル程度と幅があります。長い首・小さな頭部・細長い顎に並ぶ鋭い歯という形態から、魚類を主食としていたと考えられています。四肢は水かきを持つひれ状に変化しており、水中での遊泳に適応していましたが、完全な水棲ではなく岸に上がって休んだり産卵したりする半水生の生態を持っていたとされます。この生態はアザラシやカワウソに例えられることがあります。
ノトサウルス類(ノトサウルス目)はプレシオサウルスへとつながる竜頸類(サウロプテリギア)に含まれ、首長竜類への進化的移行段階を示す重要なグループとして古生物学的に注目されています。頭骨の構造や肢帯の骨格が研究され、後の首長竜類との形態的連続性が明らかにされつつあります。
三畳紀における海洋爬虫類の多様化を示す代表的存在として、古生物学の教科書にも頻繁に登場する生物です。
使い方・例文
古生代・中生代の海洋生物を紹介する図鑑や博物館の三畳紀展示コーナーで、「プレシオサウルスの祖先に近い生き物」として解説されます。
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