ナシ族とは?
なしぞく
ナシ族とは、中国雲南省麗江を中心に居住するチベット・ビルマ系の少数民族で、独自の象形文字「トンパ文字」と豊かな宗教文化を持つことで知られます。
ナシ族(納西族)は、中国の少数民族の一つで、主に雲南省北西部の麗江市を中心に居住します。四川省・チベット自治区にも分布し、総人口は30万人以上とされます。チベット・ビルマ語族に属するナシ語を話します。
世界的に注目されるのは、独自の象形文字体系であるトンパ文字(東巴文字)の存在です。これは現在も実際に使用される数少ない象形文字体系の一つであり、ユネスコの世界記憶遺産にも登録されています。トンパ文字は宗教儀式に用いる経典(トンパ経典)に記されており、1万点以上が現存するとされます。
宗教はトンパ教(東巴教)と呼ばれる独自のシャーマニズムを中核とし、自然信仰・精霊崇拝・先祖崇拝が融合した体系を持ちます。チベット仏教やラマ教の影響も受けています。
麗江の旧市街(大研古鎮)はユネスコの世界文化遺産に登録されており、石畳の街並みや木造建築がナシ族の伝統文化を今に伝えています。観光地としても人気が高く、ナシ族の伝統音楽「納西古楽」は独自の魅力を持ちます。
使い方・例文
中国の世界遺産を旅する観光ガイドでは、雲南省麗江の古い街並みとトンパ文字を使うナシ族の文化が必ずといってよいほど紹介されます。
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