ドミトリ・ホロストフスキーとは?
どみとり・ほろすとふすきー
ドミトリ・ホロストフスキーは、ロシア出身のバリトン歌手で、豊かで艶やかな声質と端正な舞台姿で世界のオペラ界に君臨し、急逝まで活躍を続けた20世紀後半を代表するバリトンです。
ドミトリ・ホロストフスキー(Dmitri Hvorostovsky、1962〜2017年)は、ロシアのクラスノヤルスク出身のバリトン歌手です。クラスノヤルスク芸術学院で学び、1989年のカーディフ国際声楽コンクールで優勝したことをきっかけに国際舞台への扉を開きました。以後、メトロポリタン歌劇場、コヴェント・ガーデン王立歌劇場、ウィーン国立歌劇場など世界屈指の歌劇場で活躍しました。
その声の特長は、深みと輝きを兼ね備えた豊かなバリトンの音色で、「銀色のバリトン」とも称される美声は多くのオペラファンを魅了しました。ヴェルディのオペラ(「リゴレット」「オテロ」「ドン・カルロ」など)やプッチーニ、チャイコフスキーの作品を得意とし、特にヴェルディ・バリトンとしての評価が高かっただけでなく、ロシア歌曲の演奏でも深い共感と優れた解釈を示しました。
白髪と端正な容姿もトレードマークで、歌手としての存在感の大きさでも知られていました。2015年に脳腫瘍の診断を受けながらも、治療を受けながら可能な限り演奏活動を継続し、2017年に55歳という若さで逝去しました。その早すぎる死は世界の音楽界に大きな衝撃を与えました。
使い方・例文
ヴェルディの「リゴレット」タイトルロールや、ロシア民謡・ロマンスを集めたリサイタル録音は、ホロストフスキーの魅力を存分に伝える代表作として知られています。
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