トーマス・エドワード・ロレンスとは?
とーますえどわーどろれんす
トーマス・エドワード・ロレンスは、第一次世界大戦中にアラブ反乱を支援したイギリス将校で、「アラビアのロレンス」の名で知られます。
トーマス・エドワード・ロレンス(Thomas Edward Lawrence、1888〜1935年)は、イギリスの軍人・作家・考古学者で、「アラビアのロレンス(Lawrence of Arabia)」として広く知られています。
第一次世界大戦中、ロレンスはオスマン帝国に対するアラブ人の反乱(アラブ大反乱)を側面支援するためにアラビア半島へ派遣されました。アラブの部族指導者であるファイサル王子らと協力し、オスマン軍の補給路であるヘジャーズ鉄道への攻撃や砂漠でのゲリラ戦を指導しました。その活動はオスマン帝国軍を大いに悩ませ、中東戦線において重要な役割を果たしました。
ロレンスの活動と人物像の主な特徴は以下の通りです。
- アラブ人の衣装をまとい、現地文化に溶け込んで行動した
- 砂漠でのゲリラ戦術を巧みに活用
- 大戦後、アラブ独立の約束が西洋列強によって反故にされたことに深く失望
- 回顧録『知恵の七柱』(Seven Pillars of Wisdom)を著し、文学的にも評価される
戦後は英雄視される一方、政治的な複雑な立場や内面的葛藤を抱えていたとされ、偽名を用いて一兵卒として軍に再入隊するなど、謎めいた行動でも知られます。1962年のデヴィッド・リーン監督映画『アラビアのロレンス』によって国際的な知名度がさらに高まりました。
使い方・例文
「『アラビアのロレンス』は映画の題材にもなったことで、世界中にその名が知れ渡った」「中東の近現代史を語るとき、トーマス・エドワード・ロレンスの役割を無視することはできない」といった形で使われます。
この用語をシェア
最終更新: