トウガラシとは?
とうがらし
トウガラシとは、ナス科の一年草で、辛味成分カプサイシンを含む香辛料作物であり、世界中の料理に欠かせない植物です。
トウガラシ(唐辛子)は、ナス科トウガラシ属(Capsicum属)に分類される植物の総称で、原産地は中南米です。コロンブスによるアメリカ大陸「発見」(1492年)以降、ヨーロッパを経由して世界各地に普及しました。日本には16世紀末から17世紀初頭にかけてポルトガルや朝鮮半島を通じて伝来したとされています。
辛味の主成分は「カプサイシン」というアルカロイドで、口腔内のVR1受容体(痛覚受容体)を刺激することで辛さを感じさせます。カプサイシンには新陳代謝の促進・発汗・抗菌作用・血行促進などの効果が知られており、ダイエット食品や医薬品(外用薬)にも応用されています。辛さの強さはスコヴィル値で表され、品種によって大きく異なります。
主な品種・種類には以下があります。
- 鷹の爪(日本の代表的な辛味品種)
- ハラペーニョ(メキシコ料理に使われる中辛品種)
- ハバネロ・ゴーストペッパー(極めて辛い品種)
- パプリカ(辛味がほぼない甘味品種)
- シシトウ(日本では甘辛両用で親しまれる)
料理では、乾燥粉末・一味・七味・一本漬け・コチュジャン・タバスコなどさまざまな形態で使われます。トウガラシを多用する料理文化は韓国・四川・メキシコ・インドなど世界中に分布し、各地の食文化と深く結びついています。
使い方・例文
パスタのペペロンチーノは、にんにくとトウガラシ(鷹の爪)をオリーブオイルで炒めることが基本で、シンプルながらトウガラシの辛味と香りが料理全体の味わいを引き立てます。また、唐辛子を漬けた「ラー油」は餃子のたれや麻婆豆腐など中華料理の定番調味料です。
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