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デンシー・スコット・ブラウンとは?

でにーすこっとぶらうん

デンシー・スコット・ブラウンは、ザンビア出身のアメリカの建築家・都市計画家で、ポストモダン建築理論の構築に貢献し、ロバート・ヴェンチューリとの共同研究で建築史に大きな影響を与えた人物です。

デンシー・スコット・ブラウン(Denise Scott Brown)は、1931年に現在ザンビア(当時の北ローデシア)で生まれた建築家・都市計画家・建築理論家です。南アフリカのウィットウォーターズランド大学で建築を学んだ後、ロンドンのAAスクール(建築協会付属建築学校)やペンシルベニア大学でさらに研鑽を積みました。

スコット・ブラウンの思想の転機となったのは、ラスベガスの通俗的な都市景観への着目です。建築家のロバート・ヴェンチューリ(後に夫となる)とスティーブン・アイゼナワーとともに行ったラスベガス調査は、1972年の著書「ラスベガスから学ぶ」(Learning from Las Vegas)としてまとめられ、ポストモダン建築の重要な理論的基盤となりました。この著作は、高尚な近代建築の原則を疑い、大衆文化や商業景観の中に建築的意味を見出そうとする試みとして建築界に大きな衝撃を与えました。

ヴェンチューリとのパートナーシップのもとで多くのプロジェクトを手がけ、都市計画・建築教育・理論分野でも多大な貢献をしました。しかし、1991年にヴェンチューリが単独でプリツカー賞を受賞した際、スコット・ブラウンが共同受賞者として認められなかったことは、建築界における女性の評価の不均衡として長く議論を呼んでいます。

スコット・ブラウンは都市計画・建築設計・理論を横断する稀有な思想家であり、ジェンダーと建築の問題提起者としても現代に影響を与え続けています。

使い方・例文

建築史の授業で「ラスベガスから学ぶ」が取り上げられる際、デンシー・スコット・ブラウンの都市への視点とポストモダン建築への貢献がセットで解説されます。

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