デポジットライブラリとは?
でぽじっとらいぶらり
デポジットライブラリとは、利用頻度の低い資料を集中保管・管理し、必要に応じて提供する共同保存図書館のことです。
デポジットライブラリ(deposit library)とは、複数の図書館が連携して設置する共同保存施設であり、各館で利用頻度が低くなった資料をまとめて収蔵・管理する機関です。「預け入れ図書館」「共同保存書庫」とも呼ばれます。
大学図書館や公共図書館では、蔵書が増え続ける一方で書架スペースには限界があります。かといって資料を廃棄すると学術的・文化的価値が失われる恐れがあります。デポジットライブラリはこの矛盾を解決するために、各館の蔵書を集約保管し、必要なときには取り寄せサービスで提供するモデルです。
主な機能と特徴は以下の通りです。
- 集約保管:低利用資料を効率的な高密度書架で一元管理する
- コスト共有:複数機関でインフラ費用を分担することで経済性が高まる
- 廃棄回避:資料の永続的保存を前提とし、文化財として維持する
- 取り寄せ提供:利用希望時はILL(図書館間相互貸借)経由で短期間に届く
英国の国立預託図書館や北米のリモートストレージ施設が先行事例として知られ、日本でも大学図書館コンソーシアムを中心にデポジットライブラリの構築が進んでいます。デジタルアーカイブの普及後も、印刷物原本の保存という観点から依然として重要性を保っています。
使い方・例文
大学図書館が過去30年以上請求のなかった学術雑誌のバックナンバーをデポジットライブラリに移管し、必要な研究者が申請すれば数日以内に届く体制をとっている場面などで登場する用語です。
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