ツァイ・ミンリャンとは?
つぁいみんりゃん
ツァイ・ミンリャンは、台湾を代表する映画監督で、台詞を極限まで削ぎ落とした長回しの映像で都市に生きる孤独と欲望を描く鬼才です。
ツァイ・ミンリャン(蔡明亮、Tsai Ming-liang)は、1957年にマレーシアで生まれ、台湾で活躍する映画監督・劇作家です。台湾ニューシネマの潮流を継承しながら、独自の映像言語を確立した現代映画の重要な作家の一人とされています。
台湾での演劇活動を経て映画の世界に入り、1992年に長編デビュー作『青春神話』を発表しました。この作品から始まる彼のフィルモグラフィーは、台北の都市空間と孤立した個人の関係を一貫して描いています。
ツァイ・ミンリャン映画の際立った特徴には以下のものがあります。
- 台詞がほとんどなく、長い沈黙と長回しで構成される独特のテンポ
- 李康生(リー・カンション)という俳優との長年にわたるコラボレーション
- 水・漏水・肉体的欲望などの繰り返し使われるモチーフ
- 台北の廃墟や辺境的な空間への強い関心
代表作『川の流れに草は青々』(1994年)でベルリン映画祭銀熊賞、『河』(1997年)でも高い評価を得ました。『愛情萬歳』(1994年)はヴェネツィア映画祭金獅子賞を受賞しています。近年は映画の枠を超えてインスタレーション作品なども手がけ、現代美術の領域にも活動を広げています。
使い方・例文
映画祭のプログラムにツァイ・ミンリャンの作品が並ぶと、世界中の映画批評家や映像作家が注目します。
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