チンツとは?
ちんつ
チンツとは、綿織物の表面に樹脂加工やカレンダー加工を施して光沢を出した、光沢感のある綿布の一種です。
チンツ(chintz)とは、主に綿(コットン)素材の平織り布に対し、樹脂加工やカレンダー加工(熱を持つローラーで圧力をかける加工)を施して表面を滑らかにし、独特の光沢(艶)を持たせた仕上げ加工布またはその素材名です。語源はヒンディー語の「chint(まだらの布)」に由来するとされ、もともとはインドから輸入された花柄プリントの彩り豊かな綿布を指していました。
チンツの特徴は以下のとおりです。
- 表面がワックスや樹脂でコーティングされたような光沢がある
- 比較的薄手で軽く、張りがある
- プリント柄(花柄・植物柄など)が多く、色彩が鮮やか
- 洗濯を繰り返すと光沢が失われていく場合がある
用途としては、カーテン・クッションカバー・テーブルクロスなどのインテリアファブリックに広く使われるほか、ドレスやスカート、子供服などの衣料にも用いられます。特に18〜19世紀のヨーロッパでは、東インド会社を通じて輸入されたインド産チンツが上流階級の間で大流行し、室内装飾に多用されました。その影響は現代のインテリアデザインにも受け継がれており、イングリッシュガーデン調や田園風インテリアの定番素材として知られています。
現代では洗濯機対応の耐久性加工が施された製品も多く、家庭で扱いやすい素材として普及しています。
使い方・例文
チンツを使ったカーテンは、表面の光沢が部屋に入る光を柔らかく反射し、花柄プリントと相まって明るく上品な印象の空間を作り出します。
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