ダビド・アルファロ・シケイロスとは?
だびどあるふぁろしけいろす
ダビド・アルファロ・シケイロスは、メキシコ壁画運動を代表する画家で、革命的な政治思想と革新的な技法を融合させた作品で知られます。
ダビド・アルファロ・シケイロス(David Alfaro Siqueiros、1896〜1974年)は、ディエゴ・リベラ、ホセ・クレメンテ・オロスコとともに「メキシコ壁画運動の三大巨匠」と称されるアーティストです。メキシコ革命後の1920年代から、公共建築の壁に民衆の歴史や社会主義的思想を描く壁画制作に従事しました。
シケイロスの作品の最大の特徴は、その劇的で動的な構図と実験的な技法にあります。従来のフレスコ技法に満足せず、スプレーガン・ラッカー・ピロキシリン(工業用セルロース系塗料)といった工業素材を積極的に取り入れた「実験的壁画」を追求しました。この実験精神はのちのジャクソン・ポロックらアクション・ペインティングにも影響を与えたとされています。
代表作には以下が挙げられます。
- 「人類の行進」(メキシコ・シティの文化宮殿)
- 「プロレタリアの受難」(サン・イルデフォンソ学院)
- 「民族の英雄」(チャプルテペク城)
激しい政治活動家としても知られ、共産党員として何度も投獄・亡命を経験しましたが、生涯にわたって芸術と革命への情熱を失いませんでした。その作品は、メキシコの国民的アイデンティティ形成に大きく貢献しています。
使い方・例文
メキシコ近代美術や壁画運動について学ぶとき、「シケイロスは壁画制作に工業塗料を持ち込んだ革新者だ」という文脈で紹介されます。
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