ダイシャクシギとは?
だいしゃくしぎ
ダイシャクシギは、日本に飛来する大型のシギ類で、長く下に曲がった嘴が特徴的な渡り鳥です。
ダイシャクシギ(大杓鷸、学名:Numenius madagascariensis)は、チドリ目シギ科に属する大型の水鳥です。体長はおよそ53〜66センチメートルで、日本に飛来するシギ類の中でも最大級の大きさを誇ります。
最大の特徴は長く下方に湾曲した嘴(くちばし)で、この形状を「杓(しゃく)」に見立てたことが和名の由来です。褐色系の体色に暗褐色の縦縞が入り、飛翔時には白い腰が目立ちます。
繁殖地はロシア東部やモンゴルなどの北方地域で、非繁殖期は東南アジア、オーストラリア、そして日本にも渡来します。日本では主に春と秋の渡りの時期に干潟や水田、河口などで観察されます。干潟では長い嘴を泥の中に差し込み、ゴカイや甲殻類などを探して食べます。
近年は干潟の埋め立てや開発による生息環境の喪失、また繁殖地での環境変化により、個体数が減少傾向にあります。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは絶滅危惧種(EN)に分類されており、保全が急がれる種の一つです。日本の干潟保護活動においてもダイシャクシギは重要な指標種となっています。
使い方・例文
バードウォッチングの場で「干潟にダイシャクシギが来ている」と話題になったり、野鳥観察ガイドブックや環境省の絶滅危惧種リストで取り上げられる場面で登場します。
この用語をシェア
最終更新: