タルスキとは?
たるすき
タルスキは、真理の意味論的定義と形式言語の理論で現代論理学・数学基礎論に革命をもたらしたポーランド出身の論理学者・数学者です。
アルフレート・タルスキ(Alfred Tarski、1901〜1983)は、ポーランド出身の論理学者・数学者で、後にアメリカのカリフォルニア大学バークレー校で活躍しました。20世紀を代表する論理学者のひとりとして広く認められています。
タルスキの最も影響力ある業績は、1930年代に発表した「真理の意味論的定義」です。「雪は白い」という文が真であるのは、実際に雪が白い場合かつその場合に限るという、一見単純に見えるこの定式化は、形式言語における「真理」の概念を厳密に扱う方法を示したものです。これにより、真理を対象言語とメタ言語の関係として捉える枠組みが確立されました。
また、決定可能性理論においても重要な貢献をしており、実数の初等代数(実閉体)が決定可能であることを証明しました。モデル理論の発展にも大きく貢献し、「量化子消去」などの手法を確立しました。
さらに、バナッハとともに証明した「バナッハ=タルスキの逆説」でも知られています。これは選択公理を用いると、球を有限個の部分に分解して再組み立てることで元の球の2倍の球が作れるという、直感に反する数学的定理です。
タルスキの研究は論理学・数学基礎論・哲学・計算機科学など幅広い分野に影響を与え続けています。
使い方・例文
数理論理学やデータベース理論の授業で「意味論的真理論」「モデル理論」の文脈で名前が登場する場面が多い人物です。
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