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ソロモン・アッシュとは?

そろもんあっしゅ

ソロモン・アッシュは、20世紀アメリカの社会心理学者で、集団の同調圧力を実験的に証明した「アッシュの同調実験」で世界的に知られています。

ソロモン・エリオット・アッシュ(Solomon Eliot Asch、1907〜1996年)は、ポーランド生まれのアメリカの社会心理学者です。人間の社会的判断や集団への同調行動を科学的に研究し、現代社会心理学の礎を築いた人物のひとりです。

アッシュが1951年に発表した「同調実験」は、社会心理学史上もっとも有名な実験のひとつです。実験の手順はシンプルでした。被験者に線の長さを比較する単純な課題を与えますが、ほかの参加者(実際にはサクラ)が意図的に間違った答えを言い続けると、被験者の多くが自分の目で確認できる正解に反して同調してしまうというものです。この実験によって、明らかな事実でも集団圧力によって判断が歪められることが実証されました。

アッシュの研究が明らかにしたことは次のようにまとめられます。

  • 3人以上の多数派が誤った意見を示すと同調率が高まる
  • ひとりでも同意者がいると同調率は大きく下がる
  • 集団の全員一致が同調を生み出す最大の要因である

アッシュはまた、印象形成(他者をどう評価するか)の研究においても重要な業績を残しており、「中心的特性」の概念を提唱しました。これは人の第一印象において特定の特性(例:「温かい」「冷たい」)が全体的な評価に大きく影響するというものです。彼の仕事はスタンレー・ミルグラムら後続の研究者にも大きな影響を与えました。

使い方・例文

「アッシュの同調実験は、明らかな正解があっても周囲の意見に引きずられてしまう人間の心理を示す例として、心理学や社会学の授業で必ず取り上げられます。」

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